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吉野家が10年間も研究したというダチョウ肉の特徴
吉野家HDがダチョウ肉の丼(オーストリッチ丼)を限定メニューとして打ち出したことが以下のYahoo!ニュース(TBS NEWS)で報じられて話題になっている。
Yahoo!ニュース | 吉野家が「ダチョウ肉を使った丼ぶり」販売開始 価格は1683円 “牛丼一筋から脱却”へ加速 「タンパク質クライシス」解決の救世主に?
吉野家HDの河村泰貴社長はインタビューの中で「20年前と比べても仕入れている牛肉の価格は2倍、3倍という価格になっている」と述べており、2030年に起こると目される食糧危機の一つである”タンパク質クライシス”を念頭に、それこそ10年も前から「ダチョウ肉」の商品開発を進めてきたそうだ。
ダチョウの育成に必要な飼料が牛の4分の1程度という飼育コストの低さも選択の理由の1つとなったようだが、しかし何よりも「ダチョウ肉」の肉質や風合いが牛肉に近いことが最も大きな理由ではないかと個人的には感じている。
「ダチョウ肉」について調べていると以下のような特徴を持つことが分かったのでまとめておいた。
ヘルシーで高たんぱくなダチョウ肉を調理する方法
「ダチョウ肉」は脂肪が少ない赤身肉であることから、加熱に対して注意が必要とのこと。
加熱し過ぎると肉の内部にある水分が飛び過ぎてしまい、食感が硬くなるだけでなく豊富に含まれるたんぱく質も炭化してしまい、そのため味わいを損ねることがあるそうだ。そこで「ダチョウ肉」は刺身、タタキ、レアステーキといった生食(部分的なものを含む)という食べ方が嗜好されているそうだ。
ただし、ユッケで食中毒が発生して話題になったりもしているため、購入先や保存方法・調理方法には注意すべきなのは他の食肉と何ら変わらない。
ダチョウ肉を使用したレシピ
ダチョウ肉を使った調理は一般家庭では馴染みのないものだと思われたのだが、
しかし意外にもググるとすぐに楽天レシピやクックパッドのレシピ紹介ページが見つかった。
それでも上記2つ以外は見つからなかったので、楽天レシピやクックパッドでレシピを更に探ってみた。
ダチョウ肉レシピではミンチ主体のクックパッドとグリル主体の楽天レシピ
最初にクックパッドに掲載・紹介されているレシピ(17種)をざっと眺めてみた。
ところがクックパッドに掲載されているレシピのうち4種を除くと全てミンチ調理で、
かなり手間暇の掛かるものだった。
次に楽天レシピを覗いてみたところ、こちらは「The 男の肉料理!」という感想が口から漏れ出るほど肉感の高いグリル料理のためのレシピが多かった。
ただしやはり他の一般的に食される肉類(牛肉、豚肉、鶏肉)に比べるとさすがにレシピ数は少ない。
そこでここではダチョウ肉らしさを楽しめるようにスライス肉を焼く・炒める・煮るといった、
できるだけシンプルな手間で作るレシピに限定して転載させて頂くことにした。
楽天レシピに登録されたダチョウ肉料理のレシピ(一部)の紹介
最初はやはり、ザ・肉料理はステーキではないだろうか。ダチョウ肉は赤身で肉質も見た目が豪州産の牛肉っぽさを感じさせる、そのためグリルして食べたくなるビジュアルだ。
こんがり焼けた肉の外側とジューシーな赤身の内側とのコントラストが肉好きにはたまらない。
もちろんこのダチョウ肉のステーキには赤ワインが合うだろうことは、肉料理好き&ワイン好きな方ならお分かりになるはず。
手軽に利用できるようになったダチョウ肉の加工食品
吉野家HDが限定メニューとはいえ「ダチョウ肉」を10年も前から商品開発してきたという本気度からも、今後の食肉業界では俄然、「ダチョウ肉」に注目が集まることは必至だろう。食肉の調達コストが年々高まっている状況からも、国内での「ダチョウ肉」加工メーカーにも発注や契約の増加が見込まれる可能性も考えられる。もしかしたら我々の5~6年後の食卓にも「ダチョウ肉」が普通に並んでいる状況が来るのかもしれない。
そこで以下に日本でネット販売されている「ダチョウ肉」の加工食品の一部を掲載してみた。今回報じられたYahoo!ニュースで話題になっているため、(私も含めて)お試しで食べてみたいという方には是非この機会に利用してもらえたら幸いである。
なお、以下の「ダチョウ肉」食品はダチョウ肉の生産者として著名な2つファームから厳選した。
Queens Ostrichと美里オーストリッチファームは国内でも有数のダチョウ牧場を営んでいる。
Queens Ostrichは茨城県つくば市に牧場を構え、株式会社Noblesse Obligeという食肉販売会社を運営している。美里オーストリッチファームは埼玉県児玉郡美里町で牧場を運営しており、食肉販売も手掛けている。これらファームの「ダチョウ肉」を加工した食肉商品を楽天市場にて店舗運営・販売している。どちらもファーム経営から食肉加工、商品化まで移管した経営で信頼されている。
価格:3700円 |
価格:2550円 |
価格:3600円 |
【国産】ダチョウ肉 フィレ 300g 低カロリー 高タンパク 価格:2730円 |
価格:3980円 |
国産 ダチョウ肉 レバーお試し200g 貧血 鉄分 ヘルシー ダイエット 健康 高タンパク 価格:1560円 |
価格:3980円 |
価格:3980円 |
価格:2600円 |
価格:960円 |
【国産】【お得セット】ダチョウハンバーグ 2P ダチョウ ハンバーグ 低カロリー 高タンパク ジビエ 価格:1400円 |
価格:960円 |
【国産ダチョウ肉ウィンナー】駝鳥 貧血 鉄分 ヘルシー ダイエット 健康 焼肉 コレステロール 糖尿 高タンパク BBQ イベント ジビエ 牛肉 価格:800円 |
価格:1160円 |
価格:2600円 |
価格:1000円 |
以上はお試し購入のための単品商品を掲載したが、次からは詰め合わせ商品を掲載しておく。
単品で試食後にお気に召されたらご自宅用にもしくは贈答用にご活用頂きたい。
価格:3700円 |
価格:9980円 |
価格:5680円 |
価格:6080円 |
価格:8980円 |
価格:4200円 |
【国産】【お試しセット】ダチョウ肉 セットB 焼肉 バーベキュー ジビエ 価格:4400円 |
【国産】【お徳用セット】ダチョウ肉加工品詰め合わせ 生ハム フランクフルト ハンバーグ ウインナー ジビエ キャンプ バーベキュー 価格:3600円 |
ダチョウ肉に対する消費者の反応
今回報じられたYahoo!ニュースのコメント欄には吉野家HDの「ダチョウ」丼に対する賛否の分かれる意見が散見された。すでに食された方の感想も含まれており、少し高価な値札を付けられてはいるものの庶民でも食べられる範囲だと感じられた。特に興味深かった観点の一部について以下にまとめておく。
- ダチョウ丼はスープ付きで\1,683は高価だと感じられる
- ダチョウ肉はラム肉ほど市場には浸透しているように感じられない
- ダチョウ肉よりも豚肉や鶏肉の利活用と鶏肉の拡大が優先されるべき
- ダチョウ肉はフレンチレストランで高級肉として供されている
- ダチョウの育成は1年もかかり、鶏の2ヶ月に比べて生産効率が悪い
- 牛丼チェーンで\1,000も出して食べるメニューは不要
- ダチョウ肉は羊肉や猪肉とは違い臭みがなく舌触りや味は鶏肉に近い
- ダチョウ肉は淡白な味わいで濃い味付けが必要なのでヘルシーか分からない
- ダチョウ肉が美味しい食材なら既にメジャーになっているはず
以上のように「ダチョウ肉」の現状の市場での扱われ方やレシピへの可能性に対する意見も含まれていて面白く拝読させて頂いた。ただし、”たんぱく質クライシス”が起きるとされる2030年頃も同じような論調かどうかは分からないのが我々が生きている世界の常だと思う。
これからも「ダチョウ肉」の行く末については見守って行きたいと思った。
了
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